屋根改修工事「伝統的建物の中にも新しい工法があるのです」
お寺の本堂の瓦屋根が老朽化したため、改修させていただきました。
この瓦屋根には「土葺き工法」という、昔ながらの土を使って瓦を葺く（覆う）方法が施されていました。
しかし上部に重みがかかる難点があり、耐震性を考慮して軽量化を図るために土葺きではなく、瓦の裏に引掛桟用のツメを付けて瓦桟木に一枚一枚引っ掛けていく「桟葺き工法（ガイドライン工法）」で施工しました。
塀改修工事「見た目だけでなく、安全対策の為に」
築地塀（土塀）の老朽化に伴う倒壊・崩壊を防ぐため、まず歪みを補正。さらに瓦を葺き替え、白壁も塗り直して、強く美しい築地塀に改修しました。
大鳥居保存修繕工事「輝き続けるためにクリーニングを」
平安建都1200年記念事業の一端として、平安神宮の大鳥居保存修繕工事をさせていただきました。
京都の象徴ともいえる大鳥居を、26年ぶりに美しく化粧直しする工事でしたので鉄筋コンクリートでできている大鳥居本体の表面を塗るかえるだけでなく、補強および耐震性塗装を行い、飾り金物の金箔もすべて貼り替えました。
